この記事は墓じまいが原因で色々な事が起こるかについて。
墓じまいとは管理が難しくなったお墓を撤去して、お骨を新しい場所で供養するものです。
高齢で遠方まで墓参りが難しくなる、将来的に墓守が居なくなる等の理由で墓じまいする人が増えております。
墓じまいに関する全般的な解説は別記事にあります。
墓じまいのご相談で、墓じまいすると悪いことが起こる。
体調不良になった人がいる、災いが襲い掛かるという話を聞くことがあります。
迷信と切り捨てるのは簡単ですが、こればかりは…
ただ言えるのは、墓じまいをした人の多くは、スッキリとした顔になっています。
理由はずっと悩み続けてきた墓の問題が片付いて、心の重荷が取れた事が理由です。
もし墓じまいが原因で災いが降りかかるのであれば、年間15万件もの墓じまいは発生しないと思います。
(墓じまいのお手伝いをしている私達も、無事では済んでいないかと…)
墓じまいは重たい仕事です。
親族、霊園管理者からの同意や許可、新しい埋葬先の選定と契約。
役所での手続き、墓地を更地に戻す石材店の選定。
お骨の運び出しとやることが沢山あります。
墓じまいに関わる人や意見や利害が異なる人との折衝などなど。
これらを仕事や家事の合間、休日を潰して行う必要があります。
また先祖代々の墓を守り切れない事による申し訳なさもあります。
墓じまいをやり切った後はグッタリされる方も少なくないです。
ストレスで体調不良になる方も居られます。
墓じまいはご先祖様が守って来た墓を片づけるものです。
自分の代で墓を撤去することに、色々と思うことがあると思います。
家族や親族間でもお墓に関するスタンスが違うこともあります。
これは個人的な意見になりますが…
墓参りに行く人も供養する人も居なくなって無縁墓にする方が、ご先祖様に申し訳ない気がします。
墓じまいは自分たちが、亡くなった家族やご先祖様を供養できる環境を整えるものです。
決してご先祖様を蔑ろにする行為ではございません。
墓じまいをせずにお墓を長期間放置して、無縁墓にする方が罰当たりな気もします。
他にも色々なトラブルの原因になります。
墓じまいが原因で不幸や災いが起こることが気になる。
世の中は目に見えない物や理屈だけで割り切れないこともございます。
どうしても気になる場合は…
墓じまいを様子見することも手だと思います。
墓じまいの目的は、心に平穏をもたらすために行います。
墓じまいを検討されるご事情があるのでしょうが…
無理に進めても良い結果にはならない可能性がございます。
検討段階であればストップすることはできます。
引き返せない部分まで来ていた場合は無理な相談になるかもですが。
以上が墓じまいで体調不良や不幸・災いが起こるかについてでした。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
行政書士やまだ事務所 所長
行政書士 山田 和宏
日本行政書士会連合会 13262553号
大阪府行政書士会 6665号
申請取次行政書士(大阪出入国在留管理局長承認)
大阪府行政書士会 国際研究会会員
大阪府行政書士会 法人研究会会員
【適格請求書発行事業者】
インボイス登録済
番号:T1810496599865
【専門分野】
相続手続き(相続人調査、相続財産調査、遺産分割協議書、各種名義変更)
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